1. TOP
  2. 企業情報
  3. トップメッセージ

トップメッセージ

株式会社セプテーニ・ホールディングス
代表取締役 グループ社長執行役員
神埜 雄一

顧客の課題解決を総合的に支援する
ビジネスパートナーを目指し
グループ内外の「フォーカス&シナジー」を
加速させる

昨年4月、新たな経営体制をスタートさせるにあたって、私は「フォーカス&シナジー」という中期テーマを掲げました。
「フォーカス」とは、自分たちの強みであるデジタルマーケティングを軸として事業を再編し、リソースを集中させる領域を見定め、ポートフォリオのメリハリをつけていくこと。「シナジー」とは、自分たちが持つアセットやリソースを活用しながら、これまで以上にチームワークによって事業拡大やビジネス創造を推進していくことを指します。

フォーカス&シナジー

こうした新たなテーマを打ち出した背景には、テクノロジーの進化や顧客ニーズの複雑化・高度化など、当社を取り巻く環境の変化があります。日本のネット広告市場は2024年に3.7兆円規模となり、2030年には5兆円規模になると推測されています。

株式会社電通「2024年日本の広告費」および当社推計

※株式会社電通「2024年日本の広告費」および当社推計

今後も当社グループが成長を続けていくためには、こうした様々な変化に適応し続けられるプレイヤーとなることが必要不可欠です。既存事業の磨き込みを推進していくとともに、デジタルマーケティングを軸とした隣接領域のケイパビリティを獲得・強化し、顧客課題解決に対して総合的な支援を担える事業ポートフォリオの形成を目指していきます。

また、2025年12月期においては、中期経営方針のローリング形式を取り止め、その代わりに「2030年までに当期利益100億円を創出し、高成長と高還元の両立を実現する企業体を目指す」という中長期で目指したい姿を掲げました。この実現に向けて、チームでシナジーを創出しより大きな成果を出すというマインドをひとりひとりがこれまで以上に強く持つことで、各事業内、事業間の連携、電通グループ協業の拡張、出資やM&Aなどを含む外部パートナーとの協業、という「4層のシナジー創出」を自然発生的に増やしていき、顧客への提供価値向上、そして当社の業績拡大、企業価値向上に繋げていく考えです。

中長期で目指したい姿の詳細はこちら

当社グループのミッションは、「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」であり、「当事者意識が高く起業家精神あふれる人材」をコアバリューとしています。社員ひとりひとりが持つアントレプレナーシップを結集し、事業活動を通じて、お客様のビジネス成長はもちろん、その先にいるユーザも含めた人と産業をエンパワーすること。そして、株主や従業員をはじめとする多様なステークホルダーに価値を提供し、自分たちも成長しながら、社会全体を元気にすること。これが私たちの使命であると考えています。

社会や市場が求めるものが絶えず変わっていく中では、私たちは過去から継承してきた理念や使命をベースとしながら、事業活動をアップデートしていかねばなりません。当社グループには創業から主力事業を変化させながら成長してきた歴史があります。「変わり続ける外部環境」と「世界を元気にするという使命」との掛け合わせを絶えずチェックし、自らの成長に繋げるというスタンスはこれからも常に持ち続けていきます。

20年前、当社の入社面接を受けたとき、創業者であり当時の社長・七村は私にこう語りました。 「『逆境に強い、変化できる会社』にしたい。だから君も過去や現在ではなく未来について語ってほしい」──。
当社の中でこの姿勢・DNAは20年前と全く変わっていません。これからも、私たちは多種多様な課題に向き合い、社員ひとりひとりがアントレプレナーシップを発揮するための環境を整えながら、自分たちの活動をアップデートすることで企業価値を向上させ続けていきます。
そして、「世界を元気に」する企業であり続けられるよう、お客さま、株主、従業員、そして社会と共に持続的な成長を目指してまいります。