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プレスリリース
セプテーニ

セプテーニ、画像処理分野の国際会議・シンポジウムにて論文採択

AIモデルの信頼性を高め、広告効果予測・制作支援への応用を目指す

株式会社セプテーニ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:清水 雄介、以下「セプテーニ」)と、東京大学 大学院情報理工学系研究科・山崎研究室との共著論文が、 画像処理分野の国際会議「IEEE International Conference on Image Processing (ICIP 2025)」の本会議、および画像処理分野のシンポジウム「第28回 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU)」の口頭発表に採択されました。
「ICIP 2025」は、2025年9月にアメリカ・アラスカ州アンカレッジでの開催が予定されており、そこで口頭発表を行います。

【「IEEE International Conference on Image Processing(ICIP 2025)」について】
https://2025.ieeeicip.org/

【「第28回 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2025)」について】
https://cvim.ipsj.or.jp/MIRU2025/index.html

【共著論文について】
■論文タイトル
「Iterative Self-Improvement of Vision Language Models for Image Scoring and Self-Explanation」

■著者
丹治 直人 (Septeni Japan株式会社)
山崎 俊彦(東京大学)

■研究内容
画像の内容を評価(スコアリング)するAIモデルは広告画像の効果予測などに応用されています。しかし、評価の判断根拠がわからず、画像の改善策を立案するにあたり、モデルを信頼してうまく活用することが難しいという課題がありました。 そこで、本研究ではAIモデルが画像の内容を評価する際に、その点数を付けた根拠を、人間にとって分かりやすい自然な文章で同時に説明するという、新しい学習手法を開発しました。 具体的には、AIモデル自身が学習に必要なデータを作り出す「自己学習」の手法を大規模視覚言語モデルに適用し、独自のデータ作成方法と組み合わせることで実現しました。これにより、AIモデルが段階的に自身の能力を向上させることが可能となりました。また、実験の結果、この学習手法によってAIモデルの画像評価の精度を高めつつ、判断根拠をより説得力のある自然言語で提示できるようになるということが確認できました。

【今後の応用と展開】
今回提案した手法は、AIによる広告画像の効果予測に加え、広告制作支援や自動広告生成への活用が期待されます。
セプテーニでは今後も、AI技術と人との共創によって、より品質の高い広告制作の実現を目指し、研究・開発に努めてまいります。


【本論文・研究に関するお問合せ】
Septeni Japan株式会社 ソリューションテクノロジー領域 丹治 伊藤
E-mail:ai_sep@septeni.co.jp

【報道に関するお問合せ】
株式会社セプテーニ・ホールディングス CEOオフィス 広報部 広報課 大沼 小嶋
E-mail:koho@septeni-holdings.co.jp

■株式会社セプテーニの会社概要
主な事業内容  デジタルマーケティング支援事業
本社所在地   東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー28F
代表者     代表取締役社長 清水 雄介
会社URL    https://www.septeni.co.jp/