起業家インタビュー

Q.会社名と氏名を教えていただけますでしょうか。
A.gooddo株式会社の下垣です。
Q.起業する前はどこの部署で働いていましたか?
A.当時セプテーニのソーシャルメディア部という部署でソーシャルのFacebookやTwitterなどの仕入れと販売を行う部で働いていました。
Q.起業して印象に残っていることを教えていただけますか?
A.やはり印象にすごく残っているのは、自分が社長なんだという感覚です。
頭では理解できていましたが、実際その立場になってみて、ある種のプレッシャーをすごく感じました。
例えば、とある事業でAかBのどちらかを選択する場合、社員であればどちらを選んでも結局責任とってくれる上司がいて、最終的には会社の経営陣がいます。
それが、自分が経営者という立場でAかBか決める場合、その責任は100%自分にあり、もう何も言い訳ができない。その最終的な責任を持つことのプレッシャーもありますが、楽しさや、最後は全部自分で決められるという部分もあります。
それで失敗したら何の言い逃れもできないけど逆に上手くいけば正真正銘の自分の実績になります。そういった感覚が実際会社を始めてみてすごく変わりました。やってみないと分からない感覚だと思います。
Q.起業して取り組んでいる事業について教えていただけますか。
A.事業をやるからには良い方向に世の中が変わるようなことをやりたいなとすごく思っていて。社会貢献や寄付といったものをよりみんなが当たり前にやれる世の中にしようというのが我々がgooddoでやっていることです。今言ったようなことがもしできたら当たり前に世の中って良くなると思っています。
つまり「自分の会社の売り上げが上がる」「僕らの会社が成功する」=「世の中が良くなる」を実感できる事業をずっとやりたいと思っていて、「そんなの世の中にあるのかなあ」と考えていたらたまたま出会ったのが今やっている領域でした。
今後の展望は、例えば将来、スマホとかに毎月「あなたの先月の税金はいくらです」みたいな通知がきて、その税金のうちの3割くらいはあなたが好きな公共プロジェクトに使っていいとなっていたら、人々と社会貢献団体を結びつけるような場所にgooddoがなっていたいと思っています。
事業をやってみて、すごく思ったのは10個やったら9個上手くいかなくて想定値と違いすぎるだろ!みたいなことが多々あり、帰り道で「俺なんでやってんのかな?」とか考えたりします。わざわざこんな辛い思いをして、お客さんに喜んでもらえるわけでもなく、まだ誰も認めてくれず、評価もしてもらえないのに・・・。自分だけならまだしも、一緒に働いている社員や家族にもリスクを背負わせてしまうかもしれないし、と。
それでもやっぱり続けよう!やろう!と思うのは、最後はもう理屈じゃなくて、どうしても俺やりたいんだよねという「思い」でしかないと思います。それくらい本当に熱い気持ちを持ってやっています。
Q.gen-tenに出場する皆さまに一言お願いします。
A.個人としてはすごく情熱の大事さを痛感したので、ぜひこれから出場される方もそういう熱いパッションをプランや発表にこめてもらえると、僕もすごく刺激をもらえて、すごくいいと思います。
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