起業家インタビュー

Q.会社名を教えていただけますでしょうか。
A.株式会社ビビビットの小宮大地と申します。
Q.起業する前はどこの部署で働いていましたか。
A.セプテーニ・ホールディングスの人事総務部で新卒採用を行っておりました。
Q.何をきっかけにgen-tenに出場しようと思いましたか。
A.力試しというのが強かったと思います。フラットな状況でグループの方々と新規事業の領域で勝負したらどうなるのかなと、興味・関心が強かったので参加しました。
Q.今だから言えるgen-tenの必勝法はありますか。
A.「自分にはできないことができる人」をチームにどうやって巻き込むかだと思います。僕は採用のサービスを作っていたので、プランニングはできたのですが、それを形にすることができなかったので、形にできる先輩のエンジニアの方と後半のデザインができる子をチームに誘って出場し、勝つことができました。
Q.gen-tenでの思い出を教えていただけますか。
A.決勝(本選)でのキャンプです。役員レベルのメンターが1人ついて1日一緒にプランをブラッシュアップしてくれるという経験ができるのですが、その時僕らは唐木さん(セプテーニ・ホールディングス取締役)がメンターに入ってくれて。僕は唐木さんとの力の差にとにかくショックを受け、それと同時に唐木さんみたいになりたいという思いが芽生えたのです。新規事業にチャレンジしないといけないという思いが「力試し」から「事業を作る」というところに変わりました。
Q.起業して取り組んでいる事業について教えていただけますか。
A.デザイナー・クリエイターに特化した就職支援サービスを運営しております。
クリエイターが作ったものをそのまま簡単にアップができ、それをビビビットのお客さま方がみて、自分たちに合うクリエイターをスカウトできるサービスを運営しております。
Q.何故そのようなサービスを展開したいと考えたのですか。
A.そこに課題があったからだと思ってます。
(創業)当時でいうと、デザイナーの就職活動とは、情報がそんなに多くなかったのと、東京に求人が寄ってしまっていたというところ。そしてとにかくお金がかかる。作品集を印刷するのに5千円~1万円ほどかかるのでなかなか課題の多い領域でした。ただ一方で、市場が大きくないのでその課題を解決しようというプレイヤーも多くなかったので、これは僕らが解決するべきだと思いチャレンジしました。
Q.今後のサービスの展望を教えていただけますか。
A.5年目を迎え、ありがたいことにデザイナーを新卒で採用したいというたくさんの企業やデザイナー・クリエイターを輩出しようという学校関係の方々、また、多くのユーザーなど、たくさんのつながりをもつことができました。このデータベースを今後我々が新しい新規事業に活かし、シナジーのあるサービスを生み出すことで、デザイナー・クリエイターのより多くの HAPPYを生み出していきたいです。同時に僕らがその対価をいただいて、今一緒にやっているメンバーも増やしていきながら、やりがいとか意義のある事業を通じて、僕ら自身もより成長していくことで、セプテーニグループに貢献していければいいなと思っています。
Q.今年gen-tenに出場する皆さまに一言お願いします。
A.gen-tenはとにかくやったもの勝ちです。
僕は本当にビジネスのビの字ぐらいは知っていたかもしれませんが、本当に売ったことがない、なにかを作ったこともない状況で、何の実績もなく出場しました。幸運なことに優勝ができ、そうしたら他の実績のある方々と同等のチャンスを得られ、チャンスを提供していただけて、新規事業をまかせてもらえます。なかなかこういった経験はできないと思うので、ぜひ「僕なんかどうせ…」とか「出てもな…」とか「勝ったらどうしよう…」とかそういう不安は一旦置いておいて、とりあえず出てみるというのが、すごく自分にとっての成長にもつながると思います。
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